こんにちはこんばんはいらっしゃいませおはようございます。僕です。
枕元にスマホを置いて寝るのはよくないっていう噂を耳にした。
スマホとかWi-Fiとか家電製品からは電磁波が放出されているとも聞いたことがある。
その電磁波は人体に悪影響があるのか気になった。
というか、本当に電磁波が放出されているのか。
そもそも電磁波ってなに?

電波、赤外線、可視光、紫外線、X線、ガンマ線。
これらはすべて電磁波。
波長が違うだけですべて同じ電磁波と呼ばれるもの。
電磁波とは、電場と磁場という力の場の振動が空間を伝わる現象のこと。
電場とは、電気による力が作用する空間(力の場)のことで、電圧と電流が存在すると電場が発生する。
磁場とは、磁気による力が作用する空間(力の場)のことで、磁石や電流が流れている導体の周りに発生する。
この電場と磁場が、互いに影響し合いながら空間を伝わっていく振動(波)のことを「電磁波」という。
電磁波は、音波のように空気や水などの媒質を必要とせず、空間に電場と磁場の性質さえあれば真空中でも波として伝わる。
そして、この電磁波には電場と磁場の振動から発生した光子エネルギーが含まれている。
これが電磁波。

電場を「電界」、磁場を「磁界」って呼んだりするけど、とりあえずどちらも同じものと考えて良き。
例えば、スマホは電気が流れることで動く。
電気が流れるというのは電子が動くということ。
電子が動くことで電場と磁場が発生する。
電場と磁場が発生すれば互いに影響し合うことで電磁波が放出される。
つまり、電磁波は「電子の動き」が発生源といえる。
スマホとか家電とかの電気を使う機器はどれも電場と磁場を発生させて電磁波を放出している。
Wi-Fiに使われる「電波」も、リモコンの「赤外線」も電磁波の一種。
もっと言えば、体内を流れる微弱な電流や、体温のように熱を持つ物質も、原子や分子の運動(振動・回転・並進運動)に伴う電子の動きによって電磁波を放出している。
こんな感じに、日常的にありとあらゆる電磁波に囲まれ、同時に自分自身も電磁波を放射して生活している。

上の画像は令和6年6月総務省総合通信基盤局電波部電波環境課が『電波の安全性に関する調査及び評価技術 説明資料』と出している「電磁波の分類と生体作用」のページ。
電磁波が人体に与える生体作用として「刺激作用」「加熱作用」「電離作用」がある。
刺激作用は、低い周波数で微弱な電流が流れてビリビリ感を伴う作用。
加熱作用は、高い周波数で体内に熱を生じさせる作用。
電離作用は、非常に高い周波数で原子や分子から電子を弾き飛ばしてDNAを傷つける作用。
それらの生体作用は、電磁波の持つ光子エネルギーの大きさによって変わり、光子エネルギーが小さいと刺激や熱、メッチャ大きいと電離が起こることになる。
電磁波は、この光子エネルギーの大小によって「電離を起こすかどうか」で大きく2つに分類される。
- 電離放射線:DNAを直接切断する力を持つ(X線、γ線、短波長の紫外線など)
- 非電離放射線:分子を壊す力はなく、主な作用は「加熱」(可視光、赤外線、電波など)
スマートフォンやWi-Fiから放出される電磁波はGHz帯で非電離放射線。
光子エネルギーは約\(10^{-5}\)eVと非常に小さいため、DNAを損傷するには到底及ばない。
ちなみに、電波は電波法上「3THz(300万MHz)以下の周波数の電磁波」と定義されていた。
「電波」とは、三百万メガヘルツ以下の周波数の電磁波をいう。
電波法第二条第一号

上の画像は令和6年6月総務省総合通信基盤局電波部電波環境課が『電波の安全性に関する調査及び評価技術 説明資料』と出している「国際がん研究機関による電波の発がん性評価」のページ。
IARC(国際がん研究機関)は携帯電話の電波を「発がん性があるかもしれない(グループ2B)」に分類している。
これは一般的に、存在しないことを証明することは困難なので、可能性をゼロと断言できないから。
電波が人体に及ぼす影響として、発がん性や遺伝子・細胞レベルでの作用に基づく悪影響等の可能性が指摘されているけど、十分な科学的証拠は得られていない。
また、ワイヤレスイヤホンについても同様で、出力はスマホ本体より低く、非電離放射線のため人体への悪影響の可能性は極めて低い。
ただ、分かっていないこともまだあるみたいで、なるべく身体から離して使ったり長時間連続使用を避けるなどの配慮は、万が一悪影響があったときのための安全策として有効といえる。

電磁波は電場と磁場の振動が空間を伝わる波のことで、光子としてエネルギーを運ぶ。
発生源は電子の移動や振動であり、電気を使う家電製品はもちろんのこと、生体電流や体温などでも電磁波は生じる。
光子エネルギーは周波数に比例するため、周波数の高い電磁波ほど人体への影響リスクが高い。
スマホとか家電製品の電磁波は周波数の低い非電離放射線。
スマホとか家電製品からの電磁波が直接的に不調を引き起こす、という説もあるけど、少なくとも現時点で科学的に裏付けられたものではない。
一部の情報源では、非電離放射線でも人体に悪影響を及ぼす可能性があるとされることもある。
これは、IARCの分類や一部研究に基づく予防的な見解であり、科学的に確立された結論ではない。
現状の科学的知見では、寝るときスマホを枕元に置いたくらいで、人体への直接的な悪影響は確認されていない。
ただ、研究が進んでいない部分も残されているため、念のため身体から少し離して使ったり、長時間の連続使用を避けたりという工夫は、安全策としては無駄ではない。
といっても、過剰に怖がってスマホを遠ざけすぎるのは、交通事故が怖いから車を売り払うようなもの。
結局、どこへ行くにも徒歩で事故に遭うリスクは残るのに。
僕のYeah! 
